事業計画書とは

事業計画書とは、戦略を練るためのモノで、お金を借りるためのモノとは別です



お客様は誰ですか?と言うのを考えるとお客様が求めている価値がわかります。
それに対してどういうサービスを提供するか?
競争力は何か?(ライバルからお客様を勝ち取るには?)
といった事をまとめていきます。

まず、事業の姿をデザインします。これには4つの柱があります。

事業領域


キーワード:すきま
提供する製品・サービスは?
その製品・サービスに対する顧客の期待価値は?

商品コンセプト


キーワード:絞り込み、細分化
対象顧客は?(誰に)
提供価値は?(何を)
提供方法は?(どのように)

競争力


キーワード:ベンチマーキング、差別化
ノウハウは?
ライバルは?
ベンチマーキング
成功事例から学びましょう。但し、同業種から学んでもダメです。
その会社は越えられません。
ライバル
ライバルを設定すると打つ手が見えてきます。

顧客満足


キーワード:相対的
顧客の声を聞く方法は?
マーケットは常に一定ではありません。
経営とは環境への適合であるという人もあります。
世の中の変化をどうやって知るか?

利益計画とは?
売上 − 費用 = 収益
費用の95%は達成されます。
売上についてはわかりません。相手があることだからです。
これを達成するには?というのを銀行は知りたがります。
数字の根拠です。

なぜ事業計画書が必要か

「どうせ計画なんか立てても、そのとおりになんかいかない」と思うかもしれません。
しかし、事業計画書は次のような場面で必要になり、事業を成功に導くのに欠くことのできないツールとなります。
事業計画書を立てるということは、事業アイデアを具体的なビジネスイメージとして目標化し、それを達成するための実行方法を明らかにすることです。
少なくとも紙上に表現できないビジネスは、協力者からの理解も得られるものではないといえます。

1.夢やアイデアを実行可能な事業に近づけるため
事業計画書を作成する過程で、より深い思考がなされ、計画自体の論理性、妥当性を増すことができます。また、具体的な行動プランを明確にしていくことで、よりスムーズに事業の展開を促します。

2.第三者の理解や協力を得るため
一人または、数人で事業を開始するとしても、さまざまな人や得意先から協力が必要になるものです。また、特定のビジネスパートナーとの共同事業を想定する場合も少なくありません。事業計画書がこれら協力者からの賛同を得る強力なツールとなります。シビアな事業環境が続くなか、単純に夢や思いつきを語るだけでは、第三者からの支援や協力を得られないのです。

3.事業に必要な資金を集めるため
事業を開始するには、それ相応の資金が必要になるものです。できれば、自己資金でなんとかしたいところですが、政府系金融機関や民間の銀行、ベンチャーキャピタルなどから資金調達を検討するケースも少なくありません。そこでは、事業性の判断材料として事業計画書の提示が求められてきます。

4.達成具合を確認し、今後の対応ができるようにするため
「行き当たりばったり」の事業展開では、ビジネスはなかなか成功しません。「計画どおりにことが運んでいるのか」を常にチェックし、必要に応じて計画の軌道修正を図ります。事業計画書は、事業の達成度の評価指標となり、計画変更のベースとなるのです。

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