会社設立は名古屋法人設立サポートセンターへ > スタッフブログ > 税理士ブログ:棚卸資産の評価の方法

税理士ブログ:棚卸資産の評価の方法

2012.1.30

期末棚卸資産の評価方法には、次のようなものがあります。

(1)原価法
次の@〜Eに掲げる方法のいずれかの方法によって算出した取得価額をもって、期末棚卸資産の評価額とする方法

@ 個別法
期末棚卸資産の個々の取得価額を、その取得価額とする方法
A 先入先出法
先に仕入れた棚卸資産から順に売れていったものとして算出した期末棚卸資産の取得価額を、その取得価額とする方法
B 総平均法
期首の棚卸資産の取得価額と、期中に取得をした棚卸資産の取得価額との合計額を、これらの棚卸資産の総数量で除して計算した価額を、その一単位当たりの取得価額とする方法
C 移動平均法
棚卸資産の取得の都度、一単位当たりの取得価額が改定されたものとみなし、期末に最も近い時において改定されたものとみなされた一単位当たりの取得価額を、その一単位当たりの取得価額とする方法
D 最終仕入原価法
最後に取得をしたものの、一単位当たりの取得価額を、その一単位当たりの取得価額とする方法
E 売価還元法
棚卸資産の通常の販売価額の総額に、原価の率を乗じて計算した金額を、その取得価額とする方法

(2)低価法
(1)の原価法により評価した価額と、期末における価額とのうち、いずれか低い価額をもってその評価額とする方法

税理士 有須 豊